2010年08月

 太平洋高気圧は依然勢力を保ったまま、秋雨前線も南下の
兆しを見せない。週間予報はずっと晴れマークのまま最高気温
も30℃を下回る日が見られない。雨雲レーダーを見れば、まと
まった雲は見られず、日中にゲリラ豪雨を引き起こす小さな
(しかし色の濃い)雨雲が転々と日本列島に現れては消える。
この天気状況はまさしく熱帯地方特有のものであり、「ゲリラ豪雨」
は「スコール」の名が変わっただけのものである。
 今年の猛暑にやられ、体調を崩した夏を過ごしたから言うわけ
ではないが、日本の熱帯化はますます加速しているように思う。
 小笠原あたりで発生し、急激に発達した熱帯低気圧が未曾有の
勢力を持ったまま関東地方に直撃する日は近い。

 今年の猛暑を甘く見ていた。これまでも連日汗を流しながら
走る毎日を過ごしていたから大丈夫だろうと高をくくって迎えた
日曜日。午前中の試合に加えて、審判がひと試合。水分補給も
そこそこに、直射日光を浴びながらおよそ4時間。プレー中や
ジャッジ中は緊張感も手伝ってか「暑いな」くらいしか思わなか
ったのだが、すべてが終わって帰宅してからが大変だった。
極度の頭痛と吐き気。典型的な熱中症の症状だ。ガンガンに
エアコンを効かせて首と目を保冷剤で冷やして5時間後にようやく
落ち着いてきた。死者が出るほどの近年の猛暑。あなどれない。

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