2008年10月

 ホワイトキャップスは今季最終戦で残念ながら敗戦。
1部リーグの生き残りは他チームの結果にゆだねること
となった。「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の
負け無し」とは野村監督の言葉だ。今季の不振の原因を
正しく分析することだけが来季の巻き返しにつながる。
じっくりとオフの間、チームの仲間と意見を交わしながら
検討してみたい。もちろん、お酒を飲みながらね!

 クライマックスシリーズが熱い。パ・リーグは西武が
1勝のアドバンテージも使い果たし、日本ハムがタイに
持ち込んだ。セ・リーグは阪神が巻き返し、やはりタイに
持ち込むだろう。プロ野球ファンとしてはこうした熱い
戦いが長く見られることに喜びを感じるが、日本シリーズ
が11月というのはやはり遅すぎる感じがする。
来年はWBCが3月に開催され、開幕がやや遅れるのだろう。
選手の体のケアまでしっかり考えた、開催日程を連盟と
選手会双方が納得する形で決めてもらえたらと思う。

 8月10日から始まった連敗がようやく5で止まった。
長かった。本当に長く感じた。プロ野球の監督の気持ちが
ほんの少しわかった気がした。勝つためにいろんなことを
試した。それがことごとく空回りし、裏目に出る。
それだけでももの凄いストレスなのに、プロともなれば
ファンやマスコミからの風当たりが追い打ちをかける。
よくぞそれだけの重圧の中であの仕事を続けていけるものだ。
さすが日本で12人しかつとめることのできない職業だと思う。
さらに付け加えれば、苦しい状況の中で、「選手は良くやっている」
とグチもこぼさず選手を称え、全責任を一身に背負う監督を
心から尊敬する。自分もそうありたいものだ。
 ちなみに、今回ホワイトキャップスが連敗を脱出するにあたり
実行した作戦は「ノーサイン」だった。今年最後の好敵手との対戦
を場面場面で各自が考えながら楽しもう!と送り出した。
我がホワイトキャップスも本当に「選手は良くやっている」。
こういうチームメイトと共に野球ができて本当に幸せだと思う。

 良くない流れが止まらない。
連敗が4を越えたのは1996年9月以来12年ぶりだ。
良い流れを呼び込むために、ユニフォームを着る順番を
変えてみたり、玄関を左足でまたいでみたり、先発を
変えてみたり、オーダーを変えてみたり、円陣を組んでみたり…。
いろいろやってみたがとうとう5連敗を喫してしまった。

 こういうときは開き直るのが一番かも知れない。
もう自力でのリーグ生き残りは無いのだから、
運を天に任せてやれることを精一杯やるしかない!とね。
そう、いつだってそうなんだ。「人事を尽くし、天命を待つ」

↑このページのトップヘ