2008年09月

 埼玉西武ライオンズがリーグ優勝を決めた。
14年くらい前までは憎らしいくらい強く、毎年毎年
パ・リーグを制してきたチームだ。しかしその後は
メンバーの若返り策に失敗し、パ・リーグは戦国時代を
迎える。6チームが入れ替わり立ち替わり優勝をとり、
毎年シーズン終盤まで興味は尽きない。
今年の戦い振りこそ中盤から独走のムードであったが、
監督以下コーチ陣・選手共に若いチームで、9月のもたつき
を見ているとどう転ぶかわからない脆さもある。
クライマックス・シリーズも決してテッパンではない。
プロ野球の一番の楽しみはむしろこれからである。

 ナイターを見ながらソファで寝ていたら、急な電話で
叩き起こされた。恩師が亡くなったとの一報だった。
小学生時代の担任だが、卒業後も交流があり、ある意味
自分の生き様のお手本となっている人物である。あわてて
小学校時代の連絡網を手に入れて、電話をかけまくるも、
30年近く前の番号である上、深夜だったのでなかなか
連絡もとれなかった。
 一通りの仕事が終わった後、虚脱状態となる。7,8年
ご無沙汰していたが、まだまだ話したいことがたくさんある
人だった。こうしてまた一人、大切な人がこの世を去っていった。
一期一会…そんな言葉が頭に浮かんだ。

 ここのところ2週間ばかり「ゲリラ雷雨(豪雨)」が
関東各地に頻発した。急激に積乱雲が発達して
非常に狭い範囲に豪雨をもたらし、アスファルトに
囲まれた都市部は行き場の無くなった水に悩まされた。
地球温暖化がその一因と取りざたされているが、
こういった気象変化は一過性の場合もあり、来年以降の
様子を観る必要があるだろう。
 むしろ自分が心配しているのは、台風の発生状況である。
この夏はついに上陸台風ゼロとなった。そして、日本列島に
到達しなかったが、非常に日本に近いところでいくつかの
台風が発生しているのだ。これは今年に限ったことではなく、
ここ2,3年の傾向である。台風の発生箇所、及び進路が
確実に北にスライドしてきている。
 ゲリラ雷雨は来年以降も続いていくのだろう。日本も
確実に熱帯化しつつある。都市部はその対策が必要だろう。
台風の進路が変化していくことで水の確保も考えて
行かなければならない。温暖化がもたらす不安要素は尽きない。

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